インタビュー CASE:平澤 直

アニメ業界で起きている20年に一度の変革期を加速させていきたいと思っています。

(2020年インタビュー時)

平澤直(ひらさわ なお)さん。早稲田大学法学部卒業。現アーチ株式会社代表取締役、株式会社グラフィニカ代表取締役社長、株式会社YAMATOWORKS取締役、株式会社Yostar Pictures取締役。Production I.Gには2006年-2014年の8年間在籍。

現在、どのような仕事をされていますか?

(2020年インタビュー時)アニメーションの企画やプロデュースを主な事業として行っている、アーチ株式会社の代表取締役をしています。仕事は大きく分けると2種類。1つはアニメを作りたいとアニメ業界に新規参入してくる国内外のゲーム会社さんや配信会社さんからの依頼で、アニメの企画から実際に世に出るところまでのプロデュースをお手伝いすること。もう一つはアニメ制作会社さんからの依頼で、アニメを作るために必要な企画や条件交渉、さらには足りないリソースを提供するといったお手伝いをすること。建設業で例えれば、施工主と施工業者をつなぐ、設計事務所のような働きを担っています。

自身のキャリアの中で、I.Gの経験はどのように生きていますか?

大御所と駆け出しのクリエイターにいっぱい会えたことが一番の財産です。『ゆるキャン△』の監督を担当された京極さん(京極義昭監督)はI.Gでアニメーターとして活躍している時に出会いました。また、そうした出会いの中で「作品は才気あふれる人たちが2年3年と情熱を注いでようやく形になる、言い換えると、作品が持つ熱量は、2年前の制作現場のスタッフの熱量なんだ」と肌で感じました。その時から、クリエイティブな現場が熱量を保ったまま成長していくことが一番難しく、また、価値があるんだと思うようになりました。

振り返って、I.Gの会社の特徴はなんでしょうか?

当時のI.Gは、他の会社に比べて、チャンスが社内に流通していたと感じます。組織が大きくなる最中だったので、活躍を見せた人はすぐ社内で見いだされ、新たな機会をもらえるような風土があって、いわば戦国時代の武将の論功行賞みたいなモデルになっています。石川社長には、社内の序列を守ること以上に、若者がどれくらい伸びるかというのを見たいという欲望があるんじゃないでしょうか。笑

これからの目標はなんですか?

世の中の豊かさは、解決された課題の量によって測ることができると思っていますので、アニメ産業の課題解決をどれだけできるかを、自分のミッションに据えています。たとえばアニメ産業とゲーム産業はもっと密接に連携できるとか、3DCGのアニメスタジオが世界に対して独自の価値を提供できるとか、そういった難易度が高いけれど意義のあることが可能だと証明していく中で、アニメ業界で起きている20年に一度の変革期を加速させていきたいと思っています。

本を読むことが趣味だという平澤さん。オフィスにもたくさんの本が置いてある。

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