インタビュー CASE:稲葉 もも
こんなにはじめから挑戦させてくれる、なんて贅沢な会社なんだと、感謝しています。
(2020年インタビュー時)
稲葉 もも(いなば -)。清泉女子大学文学部スペイン語スペイン文学科卒 (内、アルカラ大学留学) 。本広克行監督のマネージャー兼アシスタントプロデューサーとして、現在は『ブレイブ ‐群青戦記‐』や『新ガンダムビルドシリーズ(仮)』などの実写作品に携わっている。また、押井守監督、本広克行監督の参加する実写映画レーベル『シネマラボ』の企画推進もしている。
I.Gでは、どのような仕事をされていますか?
弊社所属本広克行監督のマネージャー、兼AP(アシスタントプロデューサー)をさせて頂いています。アニメ制作会社の社員ですが、私は主に実写業務を担当していて、最近は『ブレイブ ‐群青戦記‐』や『新ガンダムビルドシリーズ(仮)』などの作品に関わらせて頂いています。
学生時代はどんな生活を送っていましたか?
高校卒業まで約10年間、サッカーをやっていました。それまでサッカー一筋だった分、大学からは勉強一筋にしようと思って、まだ習得している人口が少ないスペイン語を選びました。学生時代は翻訳学に興味があったので、留学先のスペインでは学校とは別に、漫画翻訳の仕事をお手伝いさせてもらっていたりしました。
なぜProduction I.Gを選んだのですか?
翻訳の仕事を通して「海外と日本を作品でつなぐ」ということを考えたとき、ビジネスになると思ったのがアニメでした。当時、スペインはフランスのように日本のアニメや漫画が浸透しているのかと思っていたのですが、いまの日本の作品を知っているのはコアな人たちだけ。「思っていたよりあまり浸透してないんだ」と思った一方で、そういった作品の売り買いに関わっている人たちがいるはずだから、そういう業界が面白そうだなと思いました。I.Gはアメリカに支社があるし、『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』のような作品が海外でヒットしていて、そういった「外に出ようとしてる感」が私にとって魅力的で、I.Gにしようと決めました。
Production I.Gの特徴は?
若手にもチャレンジの機会をもらえる、とにかく任せてくれることが最大の魅力だと思います。3年目で、自分だけの判断で、自分の責任で動くって大きい会社だとあまりないですよね。それを「放任主義」と捉えてしまう人も中にはいますが、私はこんなにはじめから挑戦させてくれる、なんて贅沢な会社なんだと、感謝しています。