インタビュー CASE:磯部 真彩

「じっくり育てるというよりも、やれそうだからやらせてみる」というのが、私には合ってるなと感じます。

(2020年インタビュー時)

磯部 真彩(いそべ まあや)。東放学園映画専門学校アニメーション・CG科卒。アニメ『銀河英雄伝説 Die Neue These』のアニメーションプロデューサー。

I.Gでは、どのような仕事をされていますか?

『銀河英雄伝説 Die Neue These』のアニメーションプロデューサーをしています。作品の制作は終了しているのですが、直近では、劇場用にダビングをし直したり、ポスターなどの版権業務の進行をしたり、宣伝業務をしたりしていました。案外、納品してからも忙しいですね。あとは新作の仕込みをしています。

なぜ、アニメ制作になろうと思ったのですか?

もともとアニメーター志望で、専門学校に通っていました。クラスに20人くらいの学生がいたんですけど、少ない人数の中で抜きん出て絵がうまい、という訳ではなくて。一方で授業やグループ自主制作では、気が付いたら自分がグループを仕切っていることが多く、よく先生方から「君はプロデューサー向きだよ」と言われました。そうした中で考えを深めていくうちに、「自分は絵で食っていきたいわけではなく、アニメで食っていきたいんだ」という思いがあることに気がついて、制作職を志望するようになりました。

忙しい中でも、夜ご飯は手作り。

どんな人にProduction I.Gに入社してほしいですか?

色んな事に興味があって、礼節をわきまえている人です。アニメ業界って、ある種ゆるい業界で、年上の人にタメ口で話しちゃったりとか、距離感がかなり近い人が時々います。当たり前のことですが、仕事の間はちゃんとするというようなマインドは、きっちりあった方がいいと思います。

Production I.Gの特徴は、どんなところですか?

たくさんチャンスをくれる会社です。入社1年目の冬に、大好きだったCLAMPさんの『ツバサ-RESERVoir CHRoNiCLE-』のOVA『ツバサ 春雷記』の設定制作を担当させて頂きました。上司から「(磯部が)好きだって聞いたから、任せるよ」と言ってもらえたんです。もちろんアドバイスをもらいながら進めていったのですが、I.Gの「じっくり育てるというよりも、やれそうだからやらせてみる」というのが、私には合ってるなと感じます。

いつものジャケット姿でインタビューに答えてくれた磯部さん。

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