『劇場版BLOOD-C The Last Dark』『ももへの手紙』 第16回ファンタジア映画祭 受賞
この度、当社グループ会社である株式会社プロダクション・アイジー(本社:東京都武蔵野市)が手がけた劇場用アニメーション『劇場版BLOOD-C The Last Dark』『ももへの手紙』の2作品が、カナダ モントリオールで開催された第16回ファンタジア映画祭にて、それぞれ受賞いたしましたのでお知らせいたします。
本映画祭でインターナショナルプレミアを飾った『劇場版BLOOD-C The Last Dark』は、フランス最大のファンタスティック・SF映画専門誌「L’Écran Fantastique」のスタッフの評価により与えられる「L’Écran Fantastique賞」を受賞いたしました。『ももへの手紙』は観客による投票で決定される「ベストアニメーション映画 観客賞」を受賞。作品を視聴した映画祭参加者からの投票での受賞となり、作品が多くの方に高い評価をいただけたという結果となりました。
「劇場版BLOOD-C The Last Dark」
受賞
- L’Écran Fantastique賞
詳細
- 「L’Écran Fantastique」はフランス最大のファンタスティック・SF映画専門誌(創刊は1969年)。雑誌のスタッフの評価により与えられた賞です。
受賞の理由
- 見事なカット割り、まるでラヴクラフト神話から飛び出したかのような恐ろしい動物寓意集、テクスチャーやライティングの巧みな駆使。本作品は日本のアニメーションのみならずファンタジー・ホラー映画ファンをも魅了する傑作アニメーション映画である。
「ももへの手紙」
受賞
- ベストアニメーション映画の観客賞
詳細
- 観客による投票の結果で与えられる賞です。
受賞の理由
- 投票によるものなので、特になし
映画祭概要
第16回ファンタジア映画祭
- 開催地
- モントリオール(カナダ)
- 期間
- 7月19日~8月9日
- 出品作
- 約160本
- 規模(集客、本年度の数字)
- 109,000人
- 設立
- 1996年
※注:2002年開催なしのため、今年は第16回目です。 - 特徴
- 北米最大級のジャンル映画祭
- Web
- http://www.fantasiafest.com
概要
ファンタジア映画祭はカナダのモントリオールで開催されているカナダを代表する国際映画祭です。1996年に日本や香港のアジア映画にフォーカスする映画祭としてスタートし、翌1997年に対象を世界に広げ、現在はアジア、北米、ヨーロッパを中心に多くの作品を上映しています。毎年7月に3週間にわたり開催され、世界各地から集まる作品は、SF映画、ファンタジー映画、ホラー映画、アドベンチャー映画などが上映され、ジャンル映画の映画祭としては、北米で最大級です。毎年10万人以上の映画ファンが参加し、年々その規模を拡大し、高い評価を受けている映画祭です。クエンティン・タランティーノはファンタジア映画祭を「アメリカ大陸最大級、そしてもっとも権威のあるジャンル映画祭」と絶賛しています。
過去に多くの日本映画が上映されており、今敏のデビュー作「パーフェクトブルー」のワールドプレミア、中田秀夫の「リング」の北米プレミアや三池崇監督の作品特集を行うなど、審査員や映画祭ディレクターの業界関係者からも非常に高い評価を得ています。クエンティン・タランティーノ監督の「イングロリアス・バスターズ」はここで北米プレミアを飾りました。
I.G作品の受賞歴
- 2000年
- 「BLOOD THE LAST VAMPIRE」観客賞
- 2010年
- 「ホッタラケの島~遥と魔法の鏡」審査員特別賞
- 2012年
- 「ももへの手紙」観客賞(アニメーション長編)
- 2012年
- 「劇場版BLOOD-C The Last Dark」L’Écran Fantastique賞