小羽に対する世間の眼はさらに厳しくなっていた。小羽が心配な四月一日は百目鬼とともに再び彼女の家を訪れる。小羽の家を取り囲むレポーターや野次馬の群れをかき分け、家の中に入っていく二人。奥から聞こえてきた激しい水音をたどり風呂場にやってきた二人は小羽が母親から冷水を浴びせられているのを目にしてしまい…。
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