自分を助けてくれたのが代用教員の大気先生であることを知ったナオは、親友のミキと、クラスメートの潤の3人で大気先生の故郷である村へと向かう。山々に囲まれたその村は、日本の気候に安定をもたらす「風の里」だった。三人は村一番の風使いと名乗る老人と仲良くなり、風の使い方を習い始める。老人は「ナオは何かを一生懸命やったことが無いんじゃな……。まず、自分の中に風を起こす事じゃ」とアドバイスするが、ナオにはこの意味がいまひとつピンとこない。