小学生時代の四月一日…。 学校帰りの彼の前方に”腕”が転がっている。 マネキンの腕か何かかと気味悪く思う四月一日は、腕を避けるように進んで行くとその腕の指先が動く。 怖くなり走って川沿いまで逃げた四月一日だったが、ここにも腕があり、しかもその腕に追い詰められてしまった。 その時木の上から誰かの声が聞こえ…