山手線に二ヶ所しかない踏み切りの取材に行くことになったヒカルと綱。終電も終わった深夜、鳴るはずのない遮断機の警報が鳴り響く。ヒカルはそこで、行方不明の兄の姿を目撃することになるのだった。今、ヒカルの身の回りで、数奇なる運命の歯車が回り出す。