Production I.G

今夜のxxxHOLiC 第８話は、「ケイヤク」。

侑子のミセを訪れた、民俗学を学んでいるという女子大生。
彼女はミセにあった妖しげな筒に興味を惹かれ、譲って欲しいと頼む込む。
そのために侑子が求めた約束は———『その筒を、決して開けないで』

その重さに気付かないまま、彼女は侑子と『約束』してしまう。
彼女は、欲しいものが手に入ったという幸せを得た。そして、筒を開けさえしなければ、
幸せであり続けられる。

でも、その先を求めてしまったら？
ヨクボウに忠実でありすぎてしまったら…？

誰しも、いま自分が手にしている幸せに満足せず、「いま以上、これ以上を」と思っている。
そしてそれを追い求めすぎることのリスクを忘れてしまう。

彼女はあらがうことができるだろうか。
もし、禁断の筒が開いてしまったら。
降って沸いたような幸運が永遠に続くと思い込んでしまったら。

今夜も、お楽しみに。

さてさて。

アニメ制作現場では、自分のような制作進行は、各スタッフと毎日いろんな『約束』をします。
「いついつに・こんな作業を・これくらいの量、お願いします」という感じ。

作業アップ日は不変―作業入れを遅らせた＝スタッフ激務
…式は簡単なのに、なかなか解けずにメイワクかけてしまいます…

完成した画面からは汲み取れないコトガラですが、約束を守りながら作り上げることができたか
なんてことも、いわゆる『クオリティ』の一部だと思うわけで。

…え？　この日誌のシメキリですか？　もう過ぎてますか？　守れてませんか？　ああ、オユルシを…