作品紹介BLOOD+
- 各話紹介
- 第1話「ファーストキス」
- 第2話「魔法の言葉」
- 第3話「はじまりの場所」
- 第4話「アブない少年」
- 第5話「暗い森の向こうへ」
- 第6話「おとうさんの手」
- 第7話「私がやらなきゃ」
- 第8話「ファントム・オブ・ザ・スクール」
- 第9話「それぞれの虹」
- 第10話「あなたに会いたい」
- 第11話「ダンスのあとで」
- 第12話「白い霧にさそわれて」
- 第13話「ジャングル・パラダイス」
- 第14話「さいごの日曜日」
- 第15話「おいかけたいの!」
- 第16話「シベリアン・エクスプレス」
- 第17話「約束おぼえてる?」
- 第18話「エカテリンブルグの月」
- 第19話「折れたココロ」
- 第20話「シュヴァリエ」
- 第21話「すっぱいブドウ」
- 第22話「動物園」
- 第23話「ふたりのシュヴァリエ」
- 第24話「軽やかなる歌声」
- 第25話「赤い盾」
- 第26話「サヤに従うもの」
- 第27話「パリ・ジュテーム」
- 第28話「限りあるもの」
- 第29話「呪われた血」
- 第30話「ジョエルの日記」
- 第31話「壊れゆく盾」
- 第32話「ボーイ・ミーツ・ガール」
- 第33話「信じるチカラ」
- 第34話「俺たちのいる世界」
- 第35話「希望のない明日」
- 第36話「すれちがう想い」
- 第37話「狂おしいまでに」
- 第38話「決戦の島」
- 第39話「魔法の言葉をもう一度」
- 第41話「私の居場所」
- 第40話「シュヴァリエの見る夢」
- 第42話「響く、歌声」
- 第43話「こころ乱れて」
- 第44話「光の中に」
- 第45話「手のひらを太陽に」
- 第46話「あした天気になあれ」
- 第47話「全ての血を超えて」
- 第48話「摩天楼オペラ」
- 第49話「二人の女王」
- 第50話「ナンクルナイサ」
2005年9月16日 OO
こんにちはOOです。
もう9月も半ばですね、日時が経つのは早いものです。
「BLOOD+」のアフレコは毎回午前中から始まります。
アニメ業界の時間的にはかなり早い時間です、当然到着するのはギリギリになります。
最寄の駅から録音スタジオまでは徒歩で15分くらいの距離です。
いつものように、駅を降り、炎天下の中、汗をかきながら時間に間に合うように早歩きで
むかっていると一台のタクシーが僕をあざ笑うかのように抜かしていきました。その中には
煙草をくわえ優雅な姿で座っているOTKCプロデューサーの姿が!
僕は赤信号で止まっていたその車に便乗しようと大汗を掻きながらそのタクシーに駆け寄り
ました、しかし、あと5メートル位の所で信号は青に……。
大声で「OTKCさん、待ってくれ!」と叫ぶ僕、しかし無情にも車は行ってしました。
後でOTKCさんに自分の声が聞こえましたかと聞くと「全く、聞こえんかった」との事……。
今度はもっと早く起きるように、いや、もっと大きな声で呼ぶ事にします。
2005年9月15日 ゴ★ウ
お疲れさまです。ゴ★ウです。
合宿での晩御飯は、事前の公言通り、カレーでした。
ハヤブサの言う通りに作ってた間は、
みんなが期待をよせてくれるような美味しそうな香り漂う
カレーの前身だったと思うのですが、
ルーを入れた途端に謎のコナっぽい食べ物に。
なーぜーだー
味がとっ散らかったカレーには
コーヒーを入れると良い、との監督の口添えに、
インスタントコーヒーのコナをぱっぱっぱー。
したらますます粉っぽく。
なーぜーだー
カレーの味を取り戻そうと色々試す間に人が来るたび、
ギクリギクリと不振な言動挙動、そして助言を求めてみたりと、
努力はしました、努力はね。
なのにますます、味はカレーから遠のくばかり。
なーぜーだー
その後も、味が足りなかったり足りすぎたりと、
半ばヤケを起こした私がブチ込むありったけの調味料で、
かくも味は変化するのかと、驚愕の七変化。
とうとうしまいに、自分自身で何を作ってるのか判らなくなり、
お米を炊きに現れた巴午前に向かって聞いてみた。
ゴ「これ、何だと思う?」
巴「カレーでは?」
ゴ「ちょっと味見してみ」
渡したスプーンにちょこっと盛られた
かつてカレーだったモノを食した巴御前、
しばらく硬直した後、震えながら。
巴「わかりません……」
ゴ「やっぱりね!」
結局、
また一通り悪あがいた末、醤油とマギーブイヨンで味を整え、
何とかカレーらしき味に戻しましたが、
全てのジャガイモと人参が溶けきっちゃって跡形もなく、
なんともかんとも、得体の知れないもっさりとした新食感に。
なーぜーだー
そんなカレーを出すハメとなり果てた夕餉の時間は、
テレビから流れる寅さんの名台詞と鐘の音だけが延々響く、
誰一人として話さない、静かなひとときとなりました……
猛省です。
2005年9月14日 ハヤブサ
風が吹いたら遅刻して雨が降ったらお休みですハヤブサです。
台風の季節ですね。暴風雨です。
皆様気を付けて下さいね。
暴風雨の中、ドリフ的な傘差してるリポーターさん
「私のいるっ、OO港はっ、大時化でっ……」
特に気を付けて下さい。
ん?ところで暴風雨って降るものですか?吹くものですか?
それとも吹き荒れるものですか?日本語って難しいです。
最近のハヤブサはといえば、会社に出社して、
胃痛の痛みに悩まされたりしながらも、
BLOOD+の為に、
自分が何をすれば一番ベターなのかを考え、
シュミレーションしたりして……
×会社に出社 ×胃痛の痛み
×一番ベター ×シュミレーション
間違いだらけの文章になってしまいました。
でも一番間違いなのは文章ではない何かなのだと思います。
今日のオススメ
映画:『ツィゴイネルワイゼン』
2005年9月13日 マティ
お疲れ様です。マティです。
先日、わがBLOOD+班に新風、KG氏が加わりました。
もともと他のアニメ会社さんに勤めていた彼は、我々進行陣の大いなる味方です。
よろしくお願いいたします。
そのKG氏の参入を祝うかのように、先日、BLOOD+打ち入りが催されました。
名だたる方々がご列席の中、食事にビンゴにお酒を少々、
久々に現場の方々にもごゆるりとした時間が流れたわけですが……
必死に食べ物をかっこむと思いきや、出席された声優さんたちと談笑する巴御前。
憧れの声優さんに囲まれ、夢のような時間だったようです。
日々張り詰めがちな現場にこのようなお心遣い、誠に感謝感激でございます。
次は中入りを目指して、お仕事がんばっていこうと思います。
2005年9月12日 巴御前
まことに勝手ながら今週も八ヶ岳よりお送りいたします。
皆様こんにちは、巴御前です。
怒涛の出発から一夜明けた8月27日土曜日。
脚本合宿本番です。
というわけで、昼・夜の食料を買いに車で走ること15分。
保養所から一番近いスーパーまでお買い物に出ました。
メンバーは監督・アニプレックスSOUTHまさえさん・ゴ★ウさん・私の4人。
カート2つにカゴ3つでいざ戦闘開始です。
なんてったって12人分ですからね、12人分というか、あれですか。
巴御前は1人で2人分ですから13人分ですか。うっかりしてました。
そんな感じで約13人分の食料をカゴにつめつめ20分。
一通り買い物も終わり、保養所に戻るなり駆け込んだのは台所。
いよいよ始まります。ゴ★ウさんと巴御前による、ランチ&ディナー。
料理いたしますのは、「焼きソバ」。ディナーはカレーでした。
まずは野菜を切り。切って切って切りまくります。
次に切ったものを炒めに炒め。
そしてソバ投入なわけです。アラ、至って普通ですね。
ちなみに。1回で3人分作りました。それなりにフライパンも重くなるわけで……
手をプルプルさせながら必死に持ち上げようともがき続けるゴ★ウさん。
たぶん、こちらが普通の女性の姿なんでしょうと。
一方、自分は普通の女性だと自身満々に思い込んでいる私ですが。
いやぁ重いですねぇと言いながら片手でフライパン握り締めわっしゃわっしゃと炒めます。
そりゃあ、A4サイズコピー用紙500枚入り×5とか片手で持てちゃうわけですよ。
明らかな違いを見せ付けられて、凹んでみたりみなかったり……。
それはやっぱり出来上がりにも出るのでしょうか。
ゴ★ウさんの焼きソバ、なんか上品……。
巴御前の焼きソバ、……なんか……ワイルド??
味のことは聞いてくれるな……ハイ、ごめんなさい。
なんだか次も八ヶ岳になりそうな………ごめんなさい……。
2005年9月9日 OO
先日、アフレコ現場に行ってきました。
この企画に関わって一年弱キャラクターに息吹が吹き込まれた瞬間、感じたのは
自分がイメージしていたのとピッタリの声が一つもなかったことです。
これは、悪い意味ではなく、どのキャラクターも実はこんなやつだったのかと気づかされた
という事で関心する事しきりでした。オーディションの時の印象も本番とは違ってましたしね。
とにかく、「BLOOD+」は全てのキャラクターが魅力的です、あと1月首を長くして待っていてください!
2005年9月8日 ゴ★ウ
お疲れさまです。ゴ★ウです。
八ヶ岳の合宿で、渾身の力を込めて
焼きそばとカレーを作ったら、筋肉痛になりました。
味噌汁は、結局あさげを買うハメに陥りましたが、
何だかバタバタしてて、お湯すら注ぐ時間がなくって
味噌汁も作れないっツー汚名は未だ健在。
うぅ、落涙。
それはさておき、
肝心の合宿ですが、金曜の夜9時出発。
途中の高速道中、朝から連続4、5個のミーティング疲れで
ナチュラルハイを起こした監督の暴走マーチに揺られて
夜も夜中の12時に、
プロダクション・アイジー八ヶ岳保養所に無事到着。
夏も終わりの草茂る駐車スペースに車をとめて、
積みに積み込みまくった荷物を降ろしてふと見上げれば、
その場の全員が思わずわぁっと声をあげるような満天の星。
淡い藍の夜空には、見たことがない程の星と天の川。
その一瞬を見れただけでも、
来て良かった、と思わず言葉が漏れたくらい。
ん、でもですね、ここからが問題で、
BLOOD+の為、深夜も走り回ってくださっている方々を
都内でピックアップして、
夜の高速を制限速度をまったく遵守せずにかっ飛ばすOO(ダブルオー)を
待ってる間に、何気に始まるミーティング。
開け放した窓から流れ込む、森独特の静やかな空気に流れる
脚本家の方々の意見、下ネタ、!と言うような大胆発言など等々。
そんなこんなで話は進むも、さすがに朝も近づいてくれば、
眠気もピークで気絶寸前。
他のスタッフの方々を乗せた、
OO(ダブルオー)の車のライトを明けの薄闇に見つけた時は、
ホントに嬉しかったですよ、もうめっちゃくちゃ。
これでやっと眠れると思ったから。
でも甘かった。
結局、
合流したスタッフを含めて延々続いたミーティング。
起床は朝9時ね、と言い渡されて眠りにつけたのは、
朝の5時も過ぎた頃の話でした。
あぁ、陽の光が目に刺さる……イテテテテ。
2005年9月7日 ハヤブサ
お腹が空きましたハヤブサです。
皆様は御飯食べる時、どういう風に食べますか?
日本人は三角食べと呼ばれる食べ方を小さい頃に教わります。
様々なオカズを万遍なく食べていくという方法ですね。
逆に欧米人は前菜、副菜、主菜というように一皿ずつ完食していきます。
これは料理のサーブの仕方による違いなのでしょうかね。
また、好きなオカズを最初に食べるか、
取っておいて最後に食べるかという違いもありますね。
男のコ兄弟のいる人は前者が多いみたいです。
取っておくと兄弟に食べられちゃうから、ということみたいです。
非常に興味深いと思います。
ハヤブサの食べ方はというと、
万遍なく色々なオカズを食べていくという三角食べを踏襲しつつも、
好きなオカズ以外を重点的に食べていき、
最後に残った好きなオカズをゆっくり食べるという方法です。
つまり、色々な事に同時進行的に手を付けつつも、
一つずつそれを確実に片付けていき……
なんか仕事みたいでやです。
今日のオススメ
『造形と映像の魔術師
~シュヴァンクマイエル展~幻想の古都プラハから』
@神奈川県立近代美術館 葉山 9月10日~11月6日
2005年9月6日 マティ
マティ、改めマイティマティです。お疲れ様です。
引越ししました。
イエ、私事ではなく、BLOOD+班がです。
今まで3stと呼ばれるビルの2階にせせこましく、ひそやかに存在していたのですが、
今回、3Fの広々とした空間に躍り出たのであります。
快適です!
机に引き出しが4つもあります!
うち、3つは可動式でキャスターついてます!
ディスプレイの上に、巴御前からもらった棚をつけました!
後ろには今まで考えられなかったような容量の棚がつきました!
クーラーがよくきいてます!!!
よく効きすぎ出ます。
マティの真上から、垂直に下降してくる激冷風。
本来30畳の部屋を冷やすための冷たい風が、マィティ・マティめがけて吹きすさぶわけです。
残暑お見舞い申し上げたくなくなりました。
タスケテ……
2005年9月5日 巴御前
やっとこさ涼しくなってきましたね。これからは寒くなる一方ですね。
暑いのよりは寒いのが好きな巴御前です。こんにちは。
残暑が厳しかった?8月最後の週末、雑用係として脚本合宿に参加してきました。
監督・OOさん・ゴ★ウさんとは毎日一緒にいますが、脚本家さんや、MBSさんや
アニプレックスさんとは毎週脚本打ち合わせ時にお茶を出すときくらいしかお会い
しないので、大丈夫かしら、ちゃんとできるかしら(色々と)とそりゃもうドキドキして
たわけです。が、そんな巴御前の、いっぱいいっぱいな精神状態を知ってか知らずか、
皆さんがとても良くして下さったのでなんとかなんとか
『カマドウマ(大)と過ごす 二泊三日 ドキドキ☆八ヶ岳脚本合宿』
を乗り切ることが出来ました。
しかしこの合宿、INGビルを出発して15秒で問題発生です。
誰も保養所の鍵を持ってない
出発したのが15秒前でよかったです。
気づいたのがもう少し遅かったら、目の前にある保養所を見ながら車の中で
後続組を待つ羽目に。ぜぇぜぇはぁはぁ走った甲斐があったってもんですよ。
ちなみに鍵はOOプロデューサの机の引出しでひっそりとしていました。
そんなこんなで、やっとこさ(本当に)出発です。
監督の愛車マーチでいざゆかん八ヶ岳。
乗車メンバーはMBSのモロプロデューサー・監督・ゴ★ウさん・巴御前です。
普段は温厚な監督ですが、車に乗ると、もうアグレッシブなお方に。
そのアグレッシブさは普段クールなMBSのモロプロデューサーを興奮させるほどです。
高速に乗り、ノってきた監督。走行は常に右車線。
留まる事を知らないメーターに真っ先に反応したのはモロプロデューサーでした。
「ちょっ、監督、メーターものすごいことになってますけど……」
その後10分おきくらいにメーターチェックおよび突っ込みを繰り返していたので、
もしかしたら怖かったのでは…と思ったのですが、後日、脚本打ち合わせでお会いしたら
「制作日誌に合宿のこと書いてくださいよ!あの珍道中を!!」
と、それはそれは素敵な笑顔で(やや興奮気味に)おっしゃられていたので、
怖かったのではなく、楽しかったんだな
と、一人勝手に理解して合宿特集第一弾を締めさせていただきます。
じゃ、これから第二弾書いてきますので…また次週お会いしましょう。
2005年9月2日 OO
こんばんは。
先日「BLOOD+」のとある素材を作りました。
なかなか大変な作業で朝の7時くらいまでかかりました。立ち会ったのは自分とアニプレックスのSOUTHまさえ嬢、毎日放送の○山さんです。
夜半には色々作品の事を話していた3人ですが、朝が近くなるにつれて口数が少なくなってきます。
そしてとうとう話は当日の仕事の事に。○山さん「僕は10時から打ち合わせですね」SOUTHまさえ嬢「私も10時から打ち合わせで、でもその前に書類を一通り整理しておかなければならないんですよ」。お二人とも大変です、寝る時間はほぼありません。
でもそんな甲斐もあってできた映像はなかなか見ごたえがあると思います、そして本当に近々にみなさんにお見せできると思いますので楽しみにしておいて下さい。
2005年9月1日 ゴ★ウ
お疲れさまです。ゴ★ウです。
八ヶ岳合宿でのお昼や晩のメニューを相談してたらOO(ダブルオー)、
カレーとウドンしか連呼しない私と巴御前に向かって不安げに。
「味噌汁の作り方は位は大丈夫だろうな」
そんな憂いを払拭して差し上げようと胸を張り、
「そんなの簡単ですよ、カツオダシの素でやるから大丈夫!」
キッパリ、ハッキリ、ワタクシ言い切りました。
そしたら監督、買い出しメモを書いてた巴御前に向かって
一言ポツリ。
「巴御前、あさげとゆうげを人数分買っておけ」
えーとですね、結局、一連の話を小耳に挟んだハヤブサが、
自慢のシェフ並みの料理の腕前と経験を生かした
簡単に美味しく作れるメニューのレシピを作ってくれました。
うーん、仕事さえたてこんでなければ、
ハヤブサをシェフとして連れてきたかったとは
監督の後日談。