作品紹介シュヴァリエ

2007年1月26日 一問一答

ある脚本家M氏の質問
「エカテリーナの戴冠式の場所ってサンクトペテルブルクの宮廷でいいんだよね?」

川島の答え
「それはいいんじゃないんですか」

不正解。ロシアの皇帝は代々モスクワのウスペンスキー寺院で戴冠式を行う。



ある演出家S氏の質問
「この時代、グラスを合わせる乾杯ってあったのですか?」

川島の答え
「あると思いますよ。日本だって古くからあるじゃないですか」

半分正解。西洋では古くから悪魔払いや毒の入っていない証明などの意味で行われていたが、
日本では明治以降にイギリスから伝わったのが最初。



ある演出家K氏の質問
「馬車はどっち側走るの?」

川島の答え
「西洋だから右側じゃないですか」

不正解。どっちでもいいらしい。イギリスでは18世紀に左側通行と裁判所が決めたが、
他のヨーロッパ諸国はナポレオンが右側通行と決めたのに倣ったのが初めて。それ以前は曖昧。



で何が言いたいかというと『シュヴァリエ』のリアルさ
これだけの考証を重ねて作られている事を言いたいわけで。

って言うか川島の答え、一つも合ってないじゃん。