作品紹介シュヴァリエ

2007年2月19日 スーツ

ある制作進行が突然、スーツを着て出社しました。
騒然となるスタジオ。
何故ならこのアニメ業界、スーツを着ている人間が圧倒的に少ないのです。
スーツを着ているだけで一日の話題に事欠きません。
ところで件の制作進行、何故スーツを着て来たかというと…、

「いやあ、暫く洗濯していなかったら着る物が無くなりまして…」

キミ、ここ最近忙しかったからなあ。仕方無…

「本当か? 本当にそうか?」

プロデューサーが疑い深く上目づかい。


まあ、それも無理からぬ話。
先程、言ったようにこの業界でスーツを着る事など滅多に無い。
あるとすれば…

「転職活動じゃないだろうな?」

なのです。

「違いますよ」

「本当か?本当だろうなあ?やめてくれよ、そんな事」

しかしプロデューサーも心配性な事です。
川島はネクタイをするのが好きなので、時々ネクタイにジャケットを着て出社するのですが、
それだけでプロデューサーから疑惑の目を向けられます。
でもそれも部下を深く愛しているが故。
そう思えばあの視線も愛しく感じられるものです。
という訳で今、“プロデューサー以外”のみんなでスーツを着て出社する計画を準備中。
その時のプロデューサーの顔を想像すると……クスクスクス…。
さてとスーツにアイロンかけなくちゃ。





しかしスーツを着ただけで大事になる業界ってホント、ヤダなあ。




転職活動しにくいじゃん


………おっと。